すべらない話のつくりかた②
先日、すべらない話のつくりかたについて書いた。
今日はその続きを書こうと思う。
映像を喋る
またまた松紳からの引用になるが、視聴者から「どうしたら紳助さんや松本さんのように話が上手くなるか?」という手紙が来ていた。その時、紳助は「道を教えるのが上手い人は話すのがうまい」と言っていた。なぜなら「映像を喋っているから」。
頭の中で映像を思い描き、それを言葉にする。そして、聞き手にも映像をイメージさせる。話が上手い人はこれができる。
そして紳助は「嘘をついているときは映像を喋っている」という。
嘘をついているときは映像を思い浮かべながら話しており、例えば「それは何色だったの?」と聞かれて、「えーっと」とはならず「黄色!」と答えられる。
「道に1万円札が落ちていた」というときも「どのように落ちているのか」を鮮明にイメージする。
そして時に「なかったことでも鮮明にイメージして話をつくる」。簡単に言うと、起こったことは小さなことでも、それを大げさに話したりする。その時には、当然、映像を鮮明に思い描きながら。
上手く話すには、映像を思い描くこと。